2014年07月20日

教師か会社員か どちらがたいへん?

 わたしは、大学を卒業後約20年間、地元の企業で働いていました。
 毎日遅くまで残業し、仕事中心の生活でした。
 仕事を始めたころは、おけいこ事などもいろいろしていましたが、次第に忙しくなり、最後は仕事だけになりましたね。
 でも、今思えば休日や就業後は、いろいろ趣味をしたり、食べに行ったり、結構自分の時間や仲間と過ごす時間があったなと思います。

 ところが、会社の事情や私自身の事情などいろいろなことがあって、会社を辞めることにしました。
 そして、他の職業に就きましたが、あまりにもの人間関係の悪さと待遇の悪さに失望してそこも辞め、教師の道に進むことにしました。

 先輩諸氏から、教師は目立たないようにひっそり暮らさなければならない。ネットに仕事のことを書くなんて信じられないと聞いていたので、しばらく我慢していましたが、どうしても書きたいことがあって、少しだけ書くことにしました。

 それは、私が今まで経験した仕事(アルバイトも含めて)の中で、「教師ほどたいへんな仕事はない」ということです。

 よく世間から、「教師は世界(視野)が狭い」とか、「売上のノルマがないから甘い」とか批判されているようですが、とんでもありません。

 いろいろな立場の保護者や子どもに対応しなければならないので、いろいろな世界の知識が必要ですし、売上はないけれど、日々子どもを成長させるという厳しい成果を求められています。

 朝は、一般企業より早く始まるし、勤務時間内は授業と放課後の会議や研修、校務などあり、丸つけや明日の授業の準備は勤務時間外にしかできません。遅くまで残ってやるか、大荷物下げて家に持って帰るかです。寝る時間もどうしても遅くなってしまい、睡眠不足です。

 休日も、学校に行ったり、家で仕事したりで、真の休みはなかなかとれません。
 もちろん、残業代も休日出勤代も出ません。

 夏休みもほぼ毎日研修、会議、出張で、年休(有休)をとっている間はないですね。

 たいへんそうな仕事だと思っていましたが、ここまでたいへんとは、驚きました。

 企業と学校、両方を体験しているわたしが言っているのですから、ひいき目はありません。
 教師のほうが、たいへんです。(まあ、企業といってもいろいろあるので、どこでもがそうだとは断言できませんが。とにかく、わたしの知っている会社勤めの人と比べてということです。)

 教師に対して、誤った見方をされている方がおられたら、知ってほしいなと思って書きました。

 でも、離職率が低いのは、やりがいとか身分の保証とかそういうことなのでしょうかね。
 あと、地元企業よりはお給料は少しいいです。
 仕事量に見合っているかは別として…。

  

risu_happy at 22:27コメント(0) 
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